2021年8月26日、月姫リメイクこと『月姫 -A piece of blue glass moon-』が発売しました!
原作の発売から20年以上経ってのリメイクなので、待ちに待っていた人も多いのではないでしょうか。
9月29日時点では累計出荷・DL販売本数が24万本を突破しており、製作陣もびっくりしているほどの人気ぶりです。
そこで今回は、月姫リメイクの感想をまとめたものをご紹介します。
なお、こちらの記事は月姫リメイクのネタバレを含んだものとなっておりますので、
「まだネタバレを見たくない!」
という方はブラウザバックを推奨します。
結論ファーストで申し上げますと、月姫リメイクは「めちゃくちゃ面白かった」です。
私自身、原作は未プレイですが、そちらの内容が全然わからなくても、何も問題なく楽しむことができました。
この作品全体として共通している感想は「とにかく演出がすごい」ということです。
ノベルゲームと言って良いのか?
というくらいには、一枚の絵と文章で表現されるシーンの臨場感がすごく、下手なアニメよりも全然世界観に引き込まれました。
物語以外のポイントでもガッツリ楽しむことができましたね。
なので、演出に関しては、このジャンルのゲームでは間違いなく一番のクオリティでしょう。
ただ、あくまでもノベルゲームなので、動くところはしっかりと動いていて、
それと一緒に奈須きのこさんの表現力の高いテキストを楽しむという、そのあたりのバランスがかなり良い作品だったという印象です。
また、本作はアルクェイドとシエルルートのみとなっているので、秋葉・翡翠・琥珀ルートは次作以降となっています。
分作に関しては賛否両論ありますが、私としては制作を変に急いで低クオリティの作品になるよりも、
分作になってでも高クオリティのものをプレイしたいと思っているので、特に悪い印象は抱いてないですね。
ただ、次回作発売までの数年(?)の間にこのゲームに対する熱が冷めてしまうかもしれませんので、
熱が冷めないうちに続きをやりたい!
という思いもありますが。
それでは今作のアルクェイドとシエルのルートそれぞれについて感想を述べて行きます。
とにかくアルクェイドがかわいいルートでした!!!
新衣装があったり、立ち絵の表情がコロコロ変わったりと、アルクが大好きな僕的にはたまらなく、終始メロメロになりながらプレイしてました・・・
原作と根本的な流れに変更点は無かったようですが、僕としてはホテルで眼鏡を外した志貴がアルクを見るシーンが特に印象に残っています。
直視の魔眼のせいで今までいやな思いをしてきたのに、普通に線が見えない人なんて見てしまった日には僕でも間違いなく惚れてしまいますね。
他にも印象に残っていたのは新キャラのヴローヴとの戦闘ですね。
原作でのネロの代わりとして登場したキャラクターですが、この戦闘がとにかく面白かった。
静止画なのにとにかく動いて動いて戦って戦って・・・といった感じで、ノベルゲームをしている感覚ではありませんでした。
戦闘態勢に入った志貴の戦闘がめちゃくちゃかっこよかったですね・・・
一つ気になった点としては、他のネタバレでも言われている通り、エンディングが一つ消されているという部分ですね。
原作は未プレイではありますが、
リメイクのクオリティでもう一つのエンディングを見てみたい!
という思いはありました。
どうやらグッドエンドらしいですが、アルクが大好きな僕としては、ハッピーな雰囲気のエンディングも是非見たいと思っているので、次回作に期待したいところです・・・
以上、とにかくアルクがかわいいアルクェイドルートの感想でした。
シエルルートは、アルクルートを走り切った喪失感により、あまり気持ち的に序盤は没頭することができていなかったのが正直なところでありますが、徐々にのめり込んでいって、しっかりと楽しむことができました。
ノエル先生の登場など、原作とはもはや別作品といわれるほどに内容が変更されているらしいので、そちらの違いを楽しむことができなかったのは少し残念です。
個人的に一番驚いたのはロアがこちら側に着いたことですね!
ロアが志貴に乗り移って段々人格が壊れていく様をみるのはかなり面白かったです。
志貴が半吸血鬼化して行ったこともあって、バトルシーンはどんどんインフレが進んでいきましたが、相変わらずの演出の豪華さでとても楽しむことができました。
ロアと共闘しながら、やけにスケールアップしたアルクとの戦闘に関しては少しやりすぎなのでは・・・?とも思いましたが・・・
原作をプレイしていた方達としてはトップクラスに驚かされた部分のようで、その活躍ぶりから
「リメイクで最も株を上げたキャラクター」「カーナビ」と言う風に言われていますよね。
もうこいつがサブヒロインじゃないんですかね?(笑)
新キャラに関しては、ノエル先生が1番印象に残っています。
ノエル先生のいかにも一般人代表感はよかったですが、内容扱われ方ともになんか悲惨な感じがしました。
行動が自分勝手に見えるところもありましたが、彼女の過去を知ることで「あぁなるほど・・・」と納得できましたね。
シエル先輩の引き立て役としても重要な役割をしていたのかな、と。
他にも阿良句博士やマーリオゥなど、アルクルートでは存在感のあまり無かった新キャラに関してもボリューミーに描かれていましたので、次回作でどのような立ち回りをしてくるのか、とても楽しみになりました。
ロアの過去についても掘り下げられていたので、キャラクターたちの立場がかなり明確になってきたのかなと思いました。
ただ、気になった点としては「志貴,アルクに寄りすぎじゃない?」っていうところ。
シエルルートをやっているはずなのにやたらとアルクに寄った振る舞いをするなこのメガネ・・・
と思うことが多々ありながら進めていきましたね・・・
全体的な感想としては、様々なキャラについて掘り下げていくのは良かったのですが、もう少しシエル先輩に焦点を当てても良かったのかな?とも思いました。
バッドエンドでは、結局詳細が明かされないような部分も多かったため、次回作を早くやらせろ・・・という若干消化不良とも言えるような気分になりましたね。
遠野家虐殺ルート、あれに関しては本当に何も触れられることもなく終わってしまったので真相がかなり気になるところです。
良くも悪くも「次回作はまだか!!」といった状態です(笑)
以上、シエルルートの感想でした。
今回は月姫リメイクのアルクェイドルートとシエルルートの感想を述べさせていただきました。
分作であるにも両ルートともにかなりボリューミーで、時間をかけてじっくりと楽しむことができました!
次回作は秋葉・琥珀・翡翠ルートが期待されていますがこちらのルートも早く進めていきたいですね・・・
アルク・シエルルートでは、志貴にたくさん振り回されてかわいそうだった遠野家の人たちを早く幸せにしてあげたいです!
みんな殺されちゃうルートもあったし・・・
とあるインタビューでは奈須きのこさんご本人が、続編に関してはオリンピックを待つくらいの気持ちで構えていてほしいという旨のことをおっしゃっていましたが、
正直言って待ちきれないです・・・
月姫に対する熱が冷めきってしまわないうちに早く続きをプレイしたいところですね!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!