全世界を席巻したフロムソフトウェア発ダークファンタジーアクション「ダークソウル」。
高難度で一躍「ソウルライク」という言葉をゲーム界に浸透させたアクションゲーム界のマスターピースです。
そんなシリーズ第一作がリマスター版「DARKSOUL REMASTERED」となり、より遊びやすくなって登場。
「ダークソウル」シリーズの特徴とも言えるその難易度は、ゲームにとにかく没頭したい、クリアした時の喜びを感じたいという方には特におすすめ。
また、とかく本作は「難易度が高すぎる」ということが前面に押し出されゲーム熟練者以外には敬遠されがちですが、基本的に経験値をもとにキャラクターを強化していく成長システムが採用されているため、アクションが苦手な方でもキャラクターを強化してゲームを進める事が可能です。
加えてオンライン協力プレイも強化されているので、友人と協力して難しいステージをクリアする事も可能です。
ダークソウルシリーズの大きな特徴とも言えるのが、「死亡した場合、その場に経験値を残したままリスポーン地点に戻される」というシステム。
その場に戻り経験値を回収できなければ、経験値を永遠に失ってしまう。
その緊張感を生み出すゲームシステムがプレイヤーをよりゲームに引き込んでくれます。
本作は一応ムービーなどを通して全体の物語はありますが、とにかくその内容や主人公の目的がわかりづらいです。
攻略の順番に関してもある程度の自由があるため、よりストーリーが分かりづらく、また主人公の会話もないので主人公が何を考えているかもプレイヤーには理解しづらくなっています。
ゲームを進めていく上で何よりもストーリーを重視する方には向いていない作品かもしれません。
本作はアクションゲームですが、人によってはホラーとも取れるような雰囲気・ギミックがあります。
例えば、突然戦闘が始まったり、突然かわしようのない攻撃を受けたり、知らなければどうしようもない罠があったり、とさまざまです。
それらは本作の醍醐味である難易度を上げるために必要なものではありますが、プレイヤーを驚かせるような要素となっていることが多いため、驚くようなゲームやホラーテイストが苦手という方には注意が必要です。
これもダークソウルシリーズの特徴の一つですが、主人公の動きやモーションが基本的に遅く、もっさりとしています。
それも難易度が高い要因の一つとなっており、アクションが得意な方には問題ありませんが、スタイリッシュな高速アクションをイメージしている方であれば、苦痛に感じてしまうかもしれません。
ゲーム初心者とゲーム上級者、またやりこみゲーム好きとそれ以外で大きく評価が分かれるのではないかと思える作品です。
ただ、シリーズ自体大きく評価されているだけあり、個人的にはとても楽しめました。また、このゲームの難易度・雰囲気・システムなどは本「ダークソウル」でしか味わえない雰囲気だと思います。
アクションが好き、難しいゲームが好き、やりこみ要素のあるゲームが好き、クリアした時の達成感を味わいたいという方には強くおすすめできる一作です。